vol.4 サブレットで行こう!
さて、無事NYへ到着し、ハーレム生活がスタートしたわけだが、
まずは私の宿泊先について触れておこう。
そこは、ネットで知り合った日本人女性Nちゃんのアパート。
彼女がお正月に帰国するので、その間お部屋をお借りするという、
いわゆるサブレットというやつだ。
私の旅の予定は23泊。宿泊費だけを考えてみても、
ホテル代が一泊100ドル以上なんてとんでもない!
で、考え抜いて出した結果が1泊30ドルのサブレット、
その場所がハーレム135丁目だったというわけだ。
出発前、まわりの友達は「ハーレムって怖いところじゃなかった?」だの
「知らない人の部屋に泊まるなんて、めっちゃチャレンジャー!」だの
「生きて帰って来いよぉ〜」などと、暖かくも不安感をあおる(笑)
数々のエールを送ってくれていたのだが、
ふたを開けてみれば、ハーレムもサブレットも
不安吹っ飛ぶ快適さ。
部屋の主、Nちゃんの話では、3つあるゲストルームと
Nちゃんのお部屋を解放したということで、私の滞在中、
彼女のお友達やルームメイトを含めると、最大5人の日本人女子が
ここに寝泊りしていたのだから、なんだかすごい。
でも、いろんなお店や食べ物の情報交換もしたし、
ご飯もシェアした。それを思うと、サブレットは家主にも旅行者にも
お得で、さらに一人旅で陥りがちな心細さまでも拭い去る、
最適なスタイルなのかもしれない。